母と鬱と回復と。4

  • 2017.05.24 Wednesday
  • 09:25

JUGEMテーマ:癒し・ヒーリング

 

おはようございます、夏子でっす。爽やかな朝ですね。

 

爽やか続きで爽やかじゃない話に戻りますが、ってかこのシリーズも長くなりそうだからそろそろまとめていこうかしら。

 

そんなわけで続きだけど、母の病気と言うものに近づいたり離れたりしながら自分自身の中についても見ていっていたわけです。

 

医学的な根拠に基づく鬱の原因と言うのもあるのかもしれません。脳というか何らかのサーキットがうまく回らなくなる、それには心とは違う理由もあるのかもしれないし、正直その辺りは私はわからないけど、

 

家族としての立場として見ていると、心因性であり、何がどうしたと言う直接的な理由と言うよりは長年の思いが原因であると私は感じました。

 

母の状態を見ていると幾つかのパターンもあり

 

急に元気になる時もある。それは躁鬱の躁の状態なのかもしれないけど、急に軸が戻ったような安堵の表情の時期もあり、そうなると本人もちょっとウキウキとして買い物行ったりして元気そうになるのですが、

 

その後揺り返しのようにまたドーンと落ち込む。最初は起き上がれない、心が塞ぐ、ということ以外なかったのですが、今度は身体の異常を訴えるようになりました。

 

いろいろな腰とか脚とか最初はパーツにでましたけど、一番顕著だったのが口腔内で、歯医者に行ったのをきっかけに、

 

歯がザラーっと全部どっかに行ってさっき戻ってきた、とか口から風船が出てきてぱちんと割れて、喉に支えてるとか、口からおもちゃの兵隊が出てきて鉄砲を打ってくるなどの、通常では考えられないような事を言い出す。

 

最初はうちの父と一緒にいよいよなんだか鬱以外のものになってきたのではないか?と震え上がり、なにいってんの?大丈夫?と母をおかしくなった扱いをしてしまいました。まぁ、でもそう思うよね。

 

でも私は狂ってなんかいない、なんでこれが見えないのか?おかしいのはそっちで私じゃない!!と瞳孔開いて訴える母をいったいどうしたら良いものかと困り果てていました。

 

そして精神科では心気妄想という診断がおりましたが、処置としては一緒で薬の種類を変えてみて。。という感じ。入院もしたかなどうかな。もう覚えてないんですが、とにかく口の中のことばっかりが気になって食事も取らない、水も飲まない、ずーっと手鏡をにらめっこしながらソファに座ってる状態だったと思います。

 

その後、母の気に入ってる心療内科の若い先生のところに舞い戻り、最初は家族一緒に診断を受けました。

その時にその若い男性で、母が気に入ってる先生は開口一番、

 

「そうですよね!出てきますよね風船って口から。そういうことだってありますあります。怖いですよね。歯もつるっとなくなったんじゃないか!ってありますよね!」と母の発言をまるごとその通り!と受け止めました。

 

すると母は今までらんらんとした目でテンションマックスで私はおかしくない!と言っていた状態からコトン、と落ち着き、そうなんです、ほんとにそうなんです。でも誰も分かってくれないんですよ。といい、怒られた後に慰められた子供のような顔でススイとポカリスエットを美味しそうに飲んでいました。

 

その後、私と父だけが呼ばれ、母の状態を聞くことになりました。すると先生が言うには、

 

「いろいろな精神の状態で心気妄想みたいなものがちょっと出ているのはあると思います。でもね、お母さんの言ってることをとにかく聞いてあげて否定しないであげてください。我々にとっては突拍子もないことでも本人には確実にリアルに起こってる事で嘘でもなんでもないんです。それが今お母さんが見ている現象で現実です。それはおかしい、狂ってる!と言われたらそれはそれは本人にとって怖いことなんですよ。」

 

とおっしゃっていました。

 

なるほどなぁと思いました。どういうわけかわからないけどそれは彼女にとっての現実なのか。スピ考察も進んでいた時期なので、たしかにエキセントリックな状態ではあるけど、多かれ少なかれ私達も信じてやまない自分だけには見えてる真実ってあるよなと私も納得しました。

 

その後も口から兵隊さんが出て来ることはなくなりましたが、今度は口が痛くて痛くてたまらない、と一日中さめざめ泣くような日々が数年続いたと思いました。外科的な要因はないかと大学病院とか口腔外科ではここが一番と言うところにも通ったし、心療内科と合わせてマッサージやら鍼やらもやってみたけど特に変化もなく。

 

でも先程言ったように、何かパターンがある。ちょっと良くなってくると、また落ちて身体的な痛みを訴える。最後の方は口腔内に特化してしまって他の部分については言わなくなりました。

 

この口の痛みさえなくなれば私はなんにももう辛いことはないのに。治るのに。

 

と言うような感じです。すべての原因はこの口の痛みである、という式が母の中に出来たのかもしれません。

 

でも医学的には何の異常もない。投薬を続けてドライマウスになってツバが出ない、なのでそれは不快感や痛みは多少伴うとは思うけれども、そこまで痛いですかねぇ、と医者も首をひねるばかりでニッチもサッチモでしたが、一縷の望みをかけていろんな医者ショッピングをしました。

 

語弊があるかもしれませんが、私はふと、

 

「治りたくないのかな」とも思うようになりました。良くなってくると悪い要因を探してきて、この症状があるから私はダメなんだというような感じで訴える。そんなパターンがあるような気がしたのです。

 

でも、本人の顕在意識上では絶対にそんなこと感じていないでしょうから、口が割けても「ホントは回復したくないんじゃないの?」などとは言えないし、言ったところでまた何か炸裂したらエライコッチャというのもありました。

 

でも或る日、その疑問を父に投げかけてみました。一番近くにいる父はどう感じているか?について聞いてみたのです。

 

そうしたら父は、「俺もそう思う。まだ多分あぁやって無力で何も出来ないママでいたいのかも知れない。何もしなくて良いよって言ってるけど、何もしない出来ない自分が出来るようになっちゃうのが嫌なんじゃないかな。でも何も出来ないことが申し訳なくてしょうがないのもあるんだろうな。でも、俺が何かするとダメ出しばっかするからほんと困るよ。」とぼやいていました。

 

父ちゃんもかなりスピって来たな、と思いつつ、そうなのかもな、と思いました。何か母の中で治りたい、でも治ったらまた頑張んなくちゃいけない、でも治らなかったらどうしよう、みたいな葛藤があったのかもしれません。辛いですね。

 

医学的なことはわかんない、でも明らかに心のケアが必要であることは確信しました。だから或る日私は入院先のかかりつけの先生に言ったんですね、もっと心理アプローチをしてくれないか、と。病院なら臨床心理士がいるだろ!と。

 

でも臨床心理士の予約は早くても3ヶ月先とかで全く取れない。しかしこの抗鬱剤とか痛み止めとかをただただ服用している状態で治るわけねーじゃん!と私も思いました。自分で勝手にカウンセリングしてみたら玉砕されたし、他人の言う事なら聞く耳を持つんじゃないか、スピとか母の思う怪しいアプローチじゃなくて、大学の先生のことならそういう心理アプローチも受け付けるんじゃないのかと思ったんですね。

 

そうしたらその先生はため息混じりに、

 

「そういう側面もあるかもしれません。でも、今のお母さんに心理アプローチは有効ではないと思います。こればっかりは本人がその部分で自分で疑問を持ち、自分で思いを振り返ったり、自分で自分が変わりたいとか疑問を持たない限り周りから何を言ってもそれはお母さんにとっては良いことではないんです。」

 

と言いました。

 

正直、私はこの先生に対して、てめぇ仕事投げやがって。それをアプローチすんのがお前ら心療内科の仕事じゃねーのかよと憤慨しました。今現在はもっと違うアプローチがあるのかもしれません。でも当時は私の知る限りではなかった。もしくは私や父の周りにはそういったアプローチに関する情報は入手出来ませんでした。

 

でも振り返ってみるとほんとにそうなんですよね。皆さんだって盲目の恋をしてる時に周りからあいつはダメ男だよ、諦めなよって言われたって聞く耳持たないですよね。そんなはずない!ってなりますよね。自分で「あ、こいつもしかしてクズ?」って気づかない限り自分の置かれている状況なんて見えてこない。

 

もっと簡単な例で言うと、自分の髪の毛は普通に健康と思ってる時に「このシャンプー良いよぉ!40代からおすすめ!」と進められてもへぇー・・ってなりますよね。でも或る日、ヒャダ、切れ毛!コシがない!老化??と気づいた時に、あぁ、あのシャンプーどこのだったけなぁ。。とかさ。いい例でも簡単な例でもなかったわね。でもそういうことよ。自分のフォーカスポイントがそこに合ってない時にこれが良いんだよ!とかこうするべきなんだよ!と言われてもうざいってか余計なインフォ、そこじゃない!って扱っちゃいますよね。

 

そういう意味でまだ感情の蓋を開けるとかそういう段階ではない、まだ怒りのフェーズ、悲しみのフェーズにいる母にはそういったアプローチは意味がないのかも知れない。

 

じゃぁなんだろ、結論として私の出来ることは何もないってこと?と思った時に、ちょうどみちよさんのカウンセリングを受けた思い出があります。

 

みちよさんが言っていたことで印象深いのは、

 

「お父さんとお母さんが今2人の関係の中でせめぎ合ってる。あなたは関係ない。その2人の問題だから傍観しててください。夏子さんは夏子さんのことを一生懸命やってください。」

 

と言う内容だったと思います。最初はいったいそれはなんじゃらほい?と思いましたが、その通り。。だったと思います。

 

スピリチュアルなど弱い人がハマる危ない宗教だと思っている世代の父が母の病気と対峙することでいろいろと自分のことも振り返りながら見えない世界の部分について理解を深めてきている。もちろん私の入れ知恵もありましたが、それでもその入れ知恵についてそうかもな、と思えるまで父も根気よく付き合ったのだと思います。父ちゃん偉かった。

 

そんなこんなで傍観しつつ、たまに茶々を入れつつ、母の口の症状も悪くなったり今日はなんともないとしれっと普通にしている日があったり、やっぱり死にたいと電話してきたり。。と揺れながらも月日はながれ、

 

そしてこのシリーズ最初に書いた誕生日事件が起こり、そこで私は父に対して勝手にカウンセリングをしました。でもこの勝手にカウンセリングは母に対してやったものとは違い、ここで言うしかないな、というか深いところで合意を得るだろうと折り込み済みで話したのかもしれない。エゴとか感情としてではなく、1つの意見として訴えたと思います。

 

そこからちょっと状況が変化し、今に至る。。という感じです。最初にも書いたように完全に治ったとか戻ったとかそういう事でもないですが、今は低め安定という感じ。まだまだ細かい事一杯あるけどキリがないからその詳細は端折るけど。

 

ガンでも鬱でも遺伝的要素みたいなことはよく言われますよね。DNAとして細胞としてあるパターンニングがあり、同じような傾向が起こりやすいと言うのは医学的にもあるのかもしれません。

 

しかし、こうやって家族として脈々とつながっている言わばカルマみたいな感情とか思いの傾向、それは母から私にも受け継がれたように受け継いで言ってしまうのかもしれません。そういう意味で同じような身体的症状が現れやすいと言うことも1つの意見としておおいにありだと私は感じます。

 

カルマを断ち切るためのストッパーの役目を自分は負っているのでは?と私もスピの受け売りで思ったことはあります。そしてある意味そうでもある、と思います。

 

しかし、よく考えてみたらもしかしたらほんとに体張って止めたのはうちの母かもしれません。なんとなくまとめたのは私であるかもしれないし、ホントの意味で止めるのはうちの娘かも知れないし、今後生まれるかも知れない孫かもしれない。

 

そして「家族」と言う単位だけではなく、社会全体がそういう動きでもあって、その中の一部として現れているのかもしれませんね。

 

結果としてなるようにしかなっていない。誰のおかげとか誰のせいでもないのかもしれない。

ただ母がいて、私がいて、父がいて兄弟がいて、そして出会った人たちがいて、いろんな要素の絡みで今に至り、プランニングとして当初あったものがただただ起っているだけなのかもしれません。

 

人との繋がりはとても不思議です。でもいろんなポイントであの日あの時あの人がいなかったら今の自分はなかったとか、あの時この言葉を聞いてなかったらこういう事は考えなかったとかそんなことばっかりですね。そういう意味ではほんとに見守られているのかもしれません。

 

絶対なんとかなるのだから大丈夫。とはなかなか思えないものですし、右往左往ししてしまいますよね。

 

だからこそ見えない世界で神とか霊とかそういうものにもすがりたくもなるし、また助けてもらうこともあれば足を救われることもある。

 

しかし私の結論としてはスピリチュアルにはそういったものも確かに存在し含まれているけれども、どれも不思議なことではなくてすべて人間の感情が作り上げた絡みから派生し、それをまた解いていく事、そして絡まっていた時に頑張ったことや経験したことが、ほつれが解けた時にちゃんと役に立つようになんだか知らないけど出来ている事、ということなんだと思います。

 

そうなると辛い思い出もサンキューなんですよね。だから感謝なんです。でももつれマックスの時に感謝感謝!!と1万回言っても救われません。感謝にするには、というか感謝であることを理解するには、あの人のせいでとかこんな私なんだからという自責や他責という形をもった被害者意識とどう折り合っていくのかが大事ですよね。

 

希望を失うこともありますが、何かしらんがなんとかなる。そのためにはとにかくまず自分を大切にする、という指針だけ持っていれば良いと思います。

 

とりあえず今日はここで切るわ。

 

運動してきまっする!

 

 

夏子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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